もっと詳しく!落ち葉ステーション
この記事ではGOOD NEWSで取り組んでいる「落ち葉ステーション」について、なぜ取り組んでいるのか、どんなものなのかをご紹介できればと思います。
そもそも「落ち葉ステーション」って?
落ち葉をためるための場所のことを「落ち葉ステーション」と呼んでいます。一度ここに溜められた落ち葉も、他の場所で活用されるために旅立っていくので、一時的に保管している場所、というような意味合いです。
元々は千葉市にある「昭和の森」という公園で行われた森の再生ワークショップに参加した際に、昭和の森に置かれていたのを見て知りました。ここでは園内の道を掃除した時に出る落ち葉を捨てずにためるだけでなく、近隣の人が掃除で集めた落ち葉を持ち込めたり、逆に落ち葉が必要な人は好きに持ち出して活用できるような仕組みになっていました。
デッキの落ち葉を捨てずに活かすために
GOOD NEWSでは秋になると日々たくさんの落ち葉が、店舗の前のデッキスペースに落ちてきます。脇にはくだけだと、翌朝になれば風で元通りに。かといってせっかくの落ち葉を「燃えるゴミ」にしてしまうのももったいない。
GOOD NEWSではコンポストのスターターを作る際に落ち葉を活用するのと、これから少しずつ取り組んでいく森の環境再生にも、資材としての落ち葉は欠かせません。
そこで昭和の森を見習って、GOOD NEWS NEIGHBORSにも落ち葉ステーションを設置することにしました。
身の回りの素材を使ってDIY
今回の落ち葉ステーションをつくるにあたっては昭和の森のステーションを参考に、なるべく身近にある素材を使ってつくりたいと思い、この夏の台風で倒れてしまった、敷地内の竹を活用しています。
以下、作り方を写真を交えてレポートしたいと思います。
倒れた竹を運び出し、適当なサイズにカットしていきます。
ナタで半分に割り、ステーションの建設予定地へ。
この辺かなぁ。
LOGGERSさんにお願いしていた焼杭(木杭の表面を焼いたもの)で位置決めと採寸。
木製のハンマーで、焼杭を打ち込んでいきます!
杭で枠ができたら、竹を置いてサイズを検証
できたものから電動ドリルで杭に固定していきます
大分できてきました!
敷地内を掃除して集めてきた落ち葉を投入!一面は人が出入りできるようになっています。
完成・・・!!
作業の後はみんなでお昼ご飯を食べて解散です🤤
活かせれば、ゴミではなくなる。
世の中のものは、活かせればゴミにはならず、活かすことができないとゴミになってしまいます。GOOD NEWSが『バターのいとこ』に活用しているスキムミルク(牛乳からバターを作る際にできる副産物)や、『BROWN CHEESE BROTHER』に活用しているホエイ(牛乳からチーズをつくる際に出る副産物)もそう。
すべて活かす・・・!!というのはとても難しいことですが、これからもできるところからチャレンジしていきたいと思っています。みなさんの家の落ち葉もよかったら持ち込んでくださいね。
参考図書
よくわかる土中環境
https://amzn.to/3EVu9f3
「なぜ森が荒れていってしまうのか?生態系が崩れていってしまうのか?」・・・その答えは土の中にあるというのが『土中環境』の仕組みです。「熱海の土石流がどうして起きてしまったのですか?」(2021年の熱海の土石流)と、小学四年生から届いた手紙がきっかけでこの本が生まれました。
山と川、里、海がどのようにつながっているのかや、そのつながりを豊かに取り戻していくために、身近で何ができるのかが分かりやすく書かれている本書。22世紀のバイブルだと思っています。ぜひ。
サステナブルポイント
この記事の制作や、落ち葉ステーションの制作も、GOOD NEWSのサステナブルポイントを活用して行わせていただいています。
サステナブルポイントとは、GOOD NEWS公式アプリを通じたお買い物金額の1%を、環境や森のために使わせていただくサステナブルポイントとして可視化し、活用させていただいているものです。このポイントは通常のポイントとは違い割引などに還元されるのではなく、GOOD NEWSが行うまちづくりに活用されるというのが特長です。
アプリでも定期的にポイント活用のレポートをさせてもらっているほか、施設や店舗の詳細情報や最新情報も見やすくなっています。ぜひこちらからダウンロードしてみてください。
写真_松永卓也 (GOOD NEWS)
テキスト_田中佑資 (Farmers Market Inc.)