もっと詳しく!ボサ置き
この記事では、環境改善のためにGOOD NEWSでも取り組んでいる「ボサ置き」について、どんなものなのか、どんな風にやっているのかをご紹介します。
下手くそですし、手違いで一度やったボサ置きが壊れてしまったりと、こうやってお伝えするのも恥ずかしいのですが😭、一人でも多くの方にとってきっかけになればと考えて少しずつでも取り組んでいます。
そもそも「ボサ置き」って?
「ボサ置き」なんて、見慣れない言葉ですが、実は森の斜面を改善して、少しずつ環境を改善していく手法のことを意味しています。
環境改善や環境再生を専門にやられている「地球守」さんというとっても素敵なNPOがあるのですが、そちらのYoutubeで詳しく解説されていて、私たちも勉強をしながら、手探りで実践していっています。
以下、動画の説明からの抜粋です。
「荒れてしまった斜面は水が流れ、地面が乾き、浅く根を張る植物(ツルやアオキ)の植生となります。深く根を伸ばすカシなどの樹種が育たず、植生は後退し、さらに荒れていくと森は継続する力を失っていきます。
山を片付けながら行うこの改善は、水や空気の流れをつくり、土地の力を回復させ、ドングリなどの実生が育ちやすい環境にしていきます。
木を伐ったり、草を刈ることだけが山や自然との向き合い方ではありません。土地の状態を読み取り、水と空気の流れを回復させる造作を施し、あとは自然に託していくこと。
自然が自ら回復する力を取り戻すお手伝いをしていくことで、次世代につながる森を育てていきます。」
https://www.youtube.com/watch?v=MvIxMfJk-yM
実際にやってみると・・・!
森の中の斜面をみると、水が流れて落ち葉や枝が縦になっていたり、土が露出してしまっているところがあります。
場所のめぼしをつけたら剪定しておいた枝を運びます。
枝を置き、段を切りながら(斜面に水平面をつくりながら)、枝を絡ませていきます。
落ち葉も絡ませながら、手で押しても動かなくなるまで枝を差し込んでいきます。
うまく置けていないと、せっかく作ったものが雨で流されてしまうので、これからはみんな雨の度にみんなで森に入って確認することになりそうです(笑)
もっと興味をもった方へ
ボサ置きを家庭で実践する、というのはなかなか機会がないと思うのですが笑、森の全体がどう繋がっているのかや、身近なところから実践できることを紹介してくださっている『よくわかる土中環境』という本がおすすめですので、ぜひ読んでみてください。
写真_松永卓也 (GOOD NEWS), 田中佑資 (Farmers Market Inc.)
テキスト_田中佑資 (Farmers Market Inc.)