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「サステナビリティ」のページを公開しました!

こんにちは!田中です。本日、GOOD NEWSのWEBサイトの中に「SUSTAINABILTY(サステナビリティ)」のページを公開しました。

この記事では、ページの中では紹介しきれなかった、このページをつくるまでの背景や、その裏側にある考え方を皆さんと共有できたらと思っています。

かなり長くなっていますので、背景に興味がある方だけ読んでいただいて、ポイントだけ知れたらという方は早速「SUSTAINABILTY(サステナビリティ)」ページをご覧ください・・・!

手探りのスタート

2022年の7月に新たにGOOD NEWS NEIGHBORSという施設をオープンして、尊敬しているお店に出店者として仲間に加わってもらい、公式アプリを通じたサステナブルポイントという新しい取り組みを始めました。

この一連の取り組みが少しでも持続可能であるために、みんなでどんなことができるのか。

「持続可能性」を考えるためのこの取り組みそのものが、そもそもどこまで続くのか、「分からない」の連続から始まりました。

全てのお店のオーナーや店長たちと集まって、「さてこれから何をしたい?」「みんなで何ができるだろう?」とブレストをしたのも記憶に新しいです。正直、課題が大きくて、どこから手をつけていけばいいのだろうと悩んでいました(笑)

まずは自分たちの身近で実践できるところからと、施設内の生ごみをコンポストしたり、コンポストの堆肥を活用するガーデンを整備したりするところから始めていったのですが、しばらく進めていくと、世界的な流れの中できちんと考えて、やっていくべきではないかと思うようになります。

もっとぶっちゃけていうと「こんなに大事なことなのだから、世界中の賢い人たちがきちんとフレームワークをつくっているのでは?それを元に考えていった方が早いし、自分たちで勝手にやるよりも、良いのでは?」と・・・

Pizza 4P’sとの出会い

このレポートを継続して読んでくださってる方はご存知かもしれませんが、そんな時、GOOD NEWS代表の宮本がベトナムに行き持ち帰ってきた、Pizza 4P’sさんのサステナビリティレポートに衝撃を受けます。GOOD NEWSと同じようなビジョンを持つ会社が(上場もしていない)が、ここまでのことを考えてやっているのか、と。

そこではやはり、国際的なフレームワークを元に自分たちの取り組みを進めていました。

「4P’sさんのここまでのプロセスに学びながら、GOOD NEWSとしてのサステナビリティを考えたい」

そう強く思い、4P’sの創業者である益子さんご夫婦にワークショップの講師をお願いすると、ご快諾いただけることに(本当にありがとうございました・・・!)。

前置きが長くなってしまったのですが、サステナビリティのページはこの連続ワークショップをきっかけに、みんなで作業してきたことや、議論してきたことをまとめたものになっています。

まずはマテリアリティ(重要課題)を考える!

国際的なフレームワークからサステナビリティについて調べていくと、マテリアリティ(重要課題)という考え方がとても参考になりました。

マテリアリティ(重要課題)とは、会社としての課題を、単に経済的な課題だけで考えるのではなく、環境や社会の課題も合わせて考えた時に、何が重要なのか?そこに注力しよう、という考え方です。

(これから組織でサステナビリティを考える方がいたら、まずはマテリアリティを考えるというのがおすすめです)

重要課題を考えるにあたっても、”重要そうな課題”の一覧を、『GRI』や『SASB』という国際的なフレームワークの中で、業種業態ごとにリストアップしてくれています。私たちの場合は、それらの課題を元に精査したというPizza 4P’sさんの課題リストをそのまま使わせてもらうことにしました。

*ちょっと言葉が小難しいのですが、課題の一覧と概要が知りたい方はこちらの資料をご覧ください。

GOOD NEWSのマテリアリティ(重要課題)

これがGOOD NEWSのマテリアリティを表にしたものです。

3ヶ月の連続ワークショップを通じてみんなで考え、かつスタッフや取引先、お客様にもアンケートをとって導き出しました。なんとアンケートには約240名のお客様にご協力をいただきました。改めまして、本当にありがとうございました。

この表は縦軸が、経営陣が考える会社の経営(売上や利益も含め)にとって大切だと思うこと。横軸が、ステークホルダー(お客様や従業員、取引先や株主)が大事だと思っていることになっており、合わせて表にすると右上にある項目が、経営にとっても、ステークホルダーにとっても大事なこと=重要課題として考えられます。

GOOD NEWSの場合は、

・働き方、労働観光

・持続可能な原料調達

・健康的な食品

・食品の安全性

という4つがマテリアリティ(重要課題)として浮かび上がってきました。

*細かいですが補足をすると、特にアンケートの回答に重みづけなどはしておらず、みんなの回答数を純粋に足しあげた結果が上の表になっています。

マテリアリティを分析してみる

この4つの重要課題、改めて考えてみると、「バターを作るときに出る無脂肪乳」や「チーズをつくるときに出るホエイ」などを活用しているGOOD NEWSにとって、何が価値を生んでいるのか?というのをとてもよく表していると思いました。

「持続可能な原料調達」

→そもそも原料となるものが持続可能性という観点から見たものであり、そして生産者さんとの関係が持続的でないと原料も手に入らないので、商品もつくれない

「働き方・労働慣行」

→商品をつくるにあたって、日々生産者さんとやりとりをし、一つ一つ加工や包装、販売をしていくチームが欠かせない

この二つが柱になってこそ、「食品の安全性」や「健康的な食品」というのも実現できるし、この課題をきちんと追いかけることが地域コミュニティの支援や気候変動、ゼロウェイストや生物多様性などのより大きなテーマにもつながっています。

(逆にこの二つの柱がしっかりしていないと大きな課題は追いかけられません)

3つの柱

この二つをGOOD NEWSらしく解釈して、「価値に変える」「GOOD LINKSな働き方」とし、そこにみんなで学び取り組んでいる「サステナブルアクション」を加えた3つを「GOOD NEWSのサステナビリティにとって大切なこと」として、それぞれの現状や目標を数字として見える化しているのがサステナビリティのページです。

理想だけではなく、まだまだ現実が追いついていないところもあります。でもそれも含めて公開して、いろんな知恵を募って、学んでいきたいと考えています。

長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださり本当にありがとうございます。

これからの歩みも、よろしくお願い致します。

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