【GOOD NEWS通信 特別編】GOOD NEWS×リビルディングセンタージャパン<GOOD NEWS TOKYO八重洲中央店>
東京駅八重洲中央店改札すぐ横にOPEN!
全国へと鉄道がつなぐ玄関口、東京駅の八重洲中央改札横すぐに「GOOD NEWS TOKYO」が2024年5月16日にオープンしました!
新幹線の乗り口すぐ、古材を全面に使用した温もりあふれる店内です。
洋菓子「バターのいとこ」、「ブラウンチーズブラザー」、カレーパングランプリ金賞受賞の「コナとスパイス」、森林ノ牧場から直送の「ジャージー牛の濃厚な牛乳」が並びます。さらに、期間限定で全国から想いを共にする生産者の作る商品が並ぶポップアップショップも構え、現在は栃木県那須の千本松牧場の「牧場手づくりチーズケーキ」が登場!
「GOOD NEWSTOKYO」限定商品や限定ラッピングなどチェックしてください。
今回は、この東京駅店についてGOOD NEWS代表宮本吾一とリビルディングセンタージャパン代表東野唯史さんとの対談をお届けします。
GOOD NEWS ×リビルディングセンタージャパン “森を切らずにお店をつくる”
長野県諏訪市にある「リビルディングセンタージャパン(リビセン)」。解体される建物などから処分されてしまう古材や古道具を引き取って“レスキュー”し、新たな場所で新たな役目を与えられるようケアし、価値を伝えています。
東京駅八重洲中央店は、サステナブルな循環づくりを共に目指すGOOD NEWSとリビセンが、古材を再利用してつくり上げました。
東野(リビセン)「古材には、使い込まれたからこその質感や良さがあります。もったいないから古材を使うというよりも、『美しいな』『気持ちがいいな』という感覚を持ってもらいたいのです。店舗づくりも、最初は商品を置く什器に古材をと考えていましたが、宮本さんと話すうちに『古材の質感や加工による色の違いが楽しめる木のグラデーションを壁で見せよう』とか『バターのいとこなどを作ることでレスキューできたホエイなども木製ボードで見せよう』とどんどん話が盛り上がり、予定よりも時間と手間をかけて素敵な店舗ができあがりました」
宮本「東京駅から全国各地へとつながる新幹線口は、日本人も海外の人も通る場所。高層ビルの東京だけでなく、サーキュラーエコノミーを感じられるこの店舗に来て、東京もいいなと思ってもらいたいですね。バターのいとこはスキムミルク、コナとスパイスのカレーパンは規格外野菜など、僕たちも廃棄されるものに新たな価値を生み出し、循環を生むことを大事にしてきました。でも、環境にいいことをしているから買ってほしい、ということではなく、『こんなものをつくりたい』といった自然な自分の思いがスタートなんですよね」
東野「1月の能登災害の支援にも物資を10t分と支援金をすぐに集めて向かいました。自分が今やりたいと思ったから動き、結果的に現地でまた新たな繋がりが生まれました。動き出したことに、エゴや欲はないのです」
宮本「会社理念の“グッドリンクス、グッドライフ”という言葉には、“いいつながりを持っているといい人生が送れる”という思いを込めています。誰かのために動くことが自分の幸せだと、僕たちは信じています。自分のやりたいことや幸せを感じることからスタートしながらも、共同体感覚で自分の幸せを考えるほど周りの人のために行動することにつながっていきますよね」
東野「例えば、木は二酸化炭素を吸収しながら育つので、古材が延命することで炭素の排出も避けられます。古材の再利用はいいことだらけ。しかし、廃材のレスキュー、環境への配慮などを押し付けるのではなく、『これいいな』と自然と気づき、もっと知りたいと思ってもらうというのが理想です」
宮本「自分たちだけでなく、同じような思いを持つ人、企業、社会、そして環境へとつながっていきたい。今後も『自分にいいことを選んだら、周囲にもいいことだった』という循環を生むリビセンやポップアップの千本松牧場のような他の取り組みを外に発信する媒介でもありたいと思います」
多様な人が一つの「大きな食卓」を囲み、自分にできることを楽しみながらも、互いに知恵を絞り、一緒に問題を解決し、共に生きていく。GOOD NEWSは東西南北全国の思いや活動をつなぐ媒介となり、優しさの循環を生み出していきます。
■リビルディングセンタージャパン:https://rebuildingcenter.jp/
Credit
Text : Midori Iwanabe Photo : Tomoko Kudo