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【GOOD NEWS NEIGHBORS -北海道・道央編-#1】MORIHICO.

札幌もまた、ローカル / Sapporo as a Local

GOOD NEWSが各地を旅するなかで出会ったお店や商品を紹介する『GOOD NEWS NEIGHBORS』ポップアップを、新千歳空港にて展開中。今回は道央編。キュレーターは、札幌のゲストハウス「UNTAPPED HOSTEL」のオーナー、神輝哉(じん・てるや)さん。札幌はそれなりに大きな街だけど、ここもひとつのローカル(地域)。
本記事では、ポップアップに参加してくださる2つのローカルなブランドの背景をご紹介します。あなたが住む場所にも、きっとステキなネイバーズがいるはず。本記事を通じて、札幌のローカルを知るだけでなく、あなたの住む地域の素敵な点も発見してもらえたらうれしいです。

第一弾 MORIHICO.

カフェは平和の象徴だと思うんです
MORIHICO.

北海道札幌市で10店舗のカフェ・レストランを運営するコーヒーカンパニーMORIHICO。取り扱うコーヒー豆はすべて自社焙煎、自社製造。深煎りコーヒー「森の雫」をはじめ、スペシャルティコーヒーやオーガニックコーヒー、ギフトにおすすめの焼き菓子やドリップバッグも取り扱っています。

▲コーヒーを通じたライフスタイルの提案や、コーヒーの魅力について紹介するフリーペーパー「With MORIHICO.」は読み応えがある。

物語をつくる・つづる

MORIHICO.は、札幌のカフェ文化をつくり上げてきたお店のひとつ。赤いトタン屋根の住宅をリノベーションした本店・森彦はツタに覆われ、床も、手すりも、机も、椅子も、長い時間をかけて独特の趣ある色と艶へと変わり、その場所を大切に思う人がどれだけ多いかを物語っています。

「路地裏の1店舗から始まりましたが、今ではレストランを含めて10店舗。でもお店ごとに異なる物語があり、一つとして同じ場所はないんです。効率を考えれば、コピー&ペーストするように型を決めて同じものをつくったほうがいい。経営者としては失格かもしれませんが(笑)、僕は自分のやり方を信じて貫いてきました」

こう話してくれたのは、代表の市川草介さん。肩書は「代表取締役アートディレクター」。実はデザイナー出身で、1号店をつくったときはむしろデザイナーのほうが本業だったそうです。丁寧に物語をデザインし、店舗に落とし込み、一つの作品をつくるようにお店をつくり、地元の方にも観光客にも愛されています。

▲MORIHICO.代表の市川草介さん

物語を「つくる」市川さんに対し、GOOD NEWSは物語を「つむぐ」ことを大切にしています。酪農や農業に関わる生産者さんの想い、工場で働く障がいを持つ方やそのご家族の想い、地域活性化のためにさまざまな取組を仕掛ける地元の方の想い、、、。さまざまな「想い」をつむぎ、ひとつの大きな「物語」にまとめ、それをお菓子と一緒に届ける。物語に丁寧に向き合うことで少しずつ、でも確実にお客様の心に響くことを強く実感しています。

▲取材に伺ったのは「MORIHICO.ROASTING&COFFEE」。築60年の旧ボイラー工場をリノベーションし、カフェだけでなく焙煎工場としても機能する大型店舗だ。

責任を取る生き方に憧れて

市川さんは仕事と同じくらい釣りにも情熱を注ぎます。自然の中で思いっきり遊ぶときの相棒にしているのは、アウトドアブランド「パタゴニア」のプロダクツです。

「パタゴニア創設者のイヴォン・シュイナードはロッククライマーでした。その頃のクライミングは岩に打ち込む杭をそのまま岩に放置していた。自然を愛しているはずなのに、その活動が自然を壊していたんです。この矛盾を解決するために、イヴォンは打ち込んだ後に回収できる杭を開発し、それを販売するようになりました。それがパタゴニアの始まりです。彼の『自分の仕事に責任を持つ』生き方に憧れ、パタゴニアが始めた環境活動に参加し、MORIHICO.のオーガニックコーヒーの売上の1%を毎年環境団体に寄付しています」

社会問題に向き合い、きちんと責任を取りながら仕事をする。市川さんが大切にする思いは、私たちGOOD NEWSも同じ。こういったポイントも私たちがMORIHICO.に強く共感できるポイントです。

▲MORIHICO.代表の市川草介さん(右)と GOOD NEWS代表の宮本吾一(左)

もし、カフェがなくなったら?

2019年9月、市川さんは『カフェがなくなったら…』(現代書林)という書籍を書き上げました。その数カ月後、新しい感染症が世界中で猛威を振るい、カフェの存在意義が問われる時代が到来しました。

「僕はね、カフェは平和のシンボルだとスタッフに伝えているんです。フランス革命はカフェから始まったという説がありますが、街の中に人々が集い話すことができる場所があるということは、自由と民主主義の象徴と言っていいと思います。こんな時代だからこそ、人々が自由に集い、意見を交換できる場所の大切さを忘れてはいけません」

自由と平和の象徴としてのコーヒーやお菓子。ぜひ多くの人にお試しいただきたいです。

▲「モカ」をベースとした、深い苦味と甘味が同居 する特別なブレンド「森の雫」
▲毎日に寄り添うちょっと嬉しいお菓子シリーズ「もりひこ菓子ほ」

■展開スケジュール 
7/30(火)~9/30(月) 

■展開商品 
森の雫 豆
森の雫 ドリップバッグ5枚入り
森の雫 ドリップバック11枚入り
森の雫 コーヒーゼリー
カフェオレベースギフト
MORIHICO.からの贈り物【夏の一葉】
MORIHICO.からの贈り物【夏の双葉】
MORIHICO.からの贈り物【夏の三葉】
焼菓子セット

取材:宮本吾一 / 諏訪晃代 / 神輝哉 / 横山えりな / 葛原信太郎
執筆:葛原信太郎
撮影:カワジリリョウイチ

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