「ビーハウス🐝」と「シジュウカラの巣箱🦜」をつくりました(サステナブルポイント活用レポート 2024年10月号)
こんにちは!田中です。秋はあっという間に過ぎていき、冬の足音が聞こえてきました。
10月は再び立教大学の奇二先生に那須までお越しいただき、森の循環を支えるためのビーハウス(ドロバチの棲家)とシジュウカラの巣箱づくりを行いました。
まずは生きもの調査から(森の中にかぼちゃ発見🎃)
作業に入る前に、これまでの生きもの調査の振り返りをしつつ、それぞれ森に入って秋の生きもの調査を行いました。
調査で森の中をぐるぐると歩いていると、なんと森の中にかぼちゃが・・・!ハロウィンに向けて(?)、コンポストの中にあったかぼちゃの種から芽が出てきたようでした。
受粉を促すビーハウスづくり
驚きもありつつ調査は小一時間で終了。続いてビーハウスと、シジュウカラの巣箱づくりのチームに分かれて作業を行います。こちらの写真が今回作ったビーハウスです。手前味噌ですが、可愛くないですか?笑
まずは材料集めからスタート。伸び放題になってしまっている森の中の篠竹を刈って、ビーハウスの材料にします。刈ったところは日当たりも風通しも良くなりました。
篠竹のフレッシュな葉っぱを食べたいと追いかけてくる「いとこ」と「ブラウン」(笑)
こちらがビーハウスの原型です。過去のイベントで作った看板や廃材を活かして、DIYでつくりました。
みんなで色を塗り、
中に先ほど刈り取った篠竹を詰めていきます。丸太にも穴を開けて入れ込みます。
この穴に「ドロバチ」という種類の蜂が入って来てくれると、彼らが色んな植物の受粉を活発にしてくれるので、森の循環が活性化して、生物多様性を支えてくれるんです。
念のためビーハウスはすこし通路から離れたところに設置していますが、ドロバチは滅多なことでは人を刺さないので、安心でもあります。
無事に完成!東京から来てくれたチームも黙々と篠竹の処理をやってくれました。ありがとうございました!
虫取り名人の巣箱づくり
もう片方のチームはシジュウカラの巣箱を作ります。シジュウカラは虫取り名人で、シーズンになると1日にたくさんの虫を捕まえるので、欧米では農薬をまく代わりに、畑の周りにシジュウカラの巣箱を設置することもあるんだそう。
こちらはみんなで材料のカットからやっていきます!斜めに角度をつけてカットをするのが難しい。
和気あいあいと作業をしていくのは楽しくて、あっという間に時間が過ぎていきます。
材料ができてきたら、いよいよ組み立て。
たくさん巣箱ができました!(奇二先生には、こんなに作るの?と驚かれましたが💦笑)
できた巣箱は自分たちの手で樹にかけていきます。こちらは牧場スペースの中に設置した分。「いとこ」と「ブラウン」も何やら気になっている模様です。
みなさんに巣箱は見つけてもらえるでしょうか?森の中を歩く時はぜひ巣箱も気にしてみてください。来春には、鳥たちが入って、賑やかになっているかもしれません!
今回のビーハウスや巣箱づくりの設計に、段取りにと大活躍してくれたGOOD NEWSスタッフのレミちゃんです。建築設計事務所を経てGOOD NEWSへやってきて、牛小屋にビーハウス、シジュウカラの巣箱と次々に設計と施工を手がけています(笑)
ポイント報告
最後にサステナブルポイントの報告をさせていただきます。
10月のポイント収支は、
会員売上の1% 214,298spt
追加 200,977spt *spt=サステナブルポイント
支出 222,552spt
残高 2,091,772spt (2024年10月末時点)
でした。支出の内訳は
・ 134,000spt GNの牧場 人件費
・ 36,012spt GNの牧場 飼料代
・ 30,000spt GNの牧場 相談料
・ 44,000spt 奇二先生WS講師代
・ 24,217spt 奇二先生WS交通費
・ 15,388spt GNの牧場 備品代
・ 3,984spt WS材料費
となっています。
秋の森の中では人知れずきのこたちがニョキニョキと顔を出していました。
写真_田中佑資 (Farmers Market Inc.)
テキスト_田中佑資 (Farmers Market Inc.)