Good Links, Good Life.(サステナブルポイント活用レポート 2025年3月号)
こんにちは!田中です。新緑が気持ちの良い季節になってきましたね。この時期に屋外で過ごすのは格別な気持ちよさがあります。
「自然共生サイト」に向けてワークショップを開催

今月はGOOD NEWSのサステナブルアクションに伴走してくださっている立教大学の奇二先生を那須にお招きして、生きもの調査などを進めてきたこれまでのアクションの振り返りと、今後のアイデア出しをするワークショップを行いました。
現在GOOD NEWSでは、那須の施設に隣接する森を生物多様性を回復させる(=ネイチャーポジティブな)「自然共生サイト」に登録することを一つの目標に活動を続けてきています。
こうした制度は世界中で始まったところなのですが、日本ではこれまでに9.3万haの土地が「自然共生サイト」に認定されてきたとのこと。日本全体としては約360万haの認定が目標なので、約2.6%の進捗状況といったところですが、長年生物多様性の現場に関わってきている奇二先生からすると、着実に歩みが進んできている実感があるそうです。
日本の先進事例?!有料の例も?!

この日はGOOD NEWSで実際に調査してきた生きもののデータも少し解説してもらいました。
こうしたデータは奇二先生のような専門家に依頼して調査をしてもらうものでしたが、GOOD NEWSではスマートフォンの生物データベースアプリ(iNaturalistやBIOME等)を活用して、スタッフ参加型で調査を進めています。
実は奇二先生によって、学会でも発表されるほどの、先進事例だそうです。
また、先生から長野県生坂村の「旅する生きもの大学校!」の事例も教えていただきました。
リジェネラティブツーリズムを謳っているこちらの企画では、なんとGOOD NEWSでやってきているようなプログラムが、有料の連続ワークショップに。定期的に県外から熱意のある方々が集って活動が起こっているとのこと。
自分たちは淡々と、地道に活動してきたのですが、それだけ「新しい挑戦をしているのだな」、「求めている人がいるのだな」、ということが分かり嬉しくなりました。

改めて全体像を把握した後は、みんなで振り返りとアイデア出しをするワークショップへ。
今回は「えんたくん」というツールを初めて活用。円卓のようにみんなで膝を突き合わせながら、途中何度かグループを入れ替えて、じっくりと話し合うことができました。
Good Links, Good Life.

最後はそれぞれのえんたくんからのアイデアをシェア。
ワークショップを経て僕が印象的だったのがみんなが活動を「楽しい」「お客さんにも伝えたい」と言ってくれていたことでした。
みんながそれぞれの現場で奮闘している中、活動が負担になっていないだろうか・・・そんな心配をしていたのですが、杞憂だったみたいです(忖度もあるかもしれませんが笑)。
この楽しさの中にお客さんも交わってきてもらって、みんなでネイチャーポジティブに向かっていくこと。これがGOOD NEWSとして次に目指すことだと方向性が見えてきました。
『バターのいとこ』のパッケージには「Good Links, Good Life.」という言葉が掲げられています。
・課題と言われているものでも、新しい繋がりができれば、価値に変えることができる。
・仲間がいるから、楽しめる。
・自然が豊かだからこそ、自分たちも豊かでいられる。
そんな理想を、これからも事業を通じて追いかけていきたいと思います。
サステナブルポイント報告
最後にサステナブルポイントの報告をさせていただきます。
3月のポイント収支は、
会員売上の1% 202,870spt
追加 202,870spt *spt=サステナブルポイント
支出 86,820spt
残高 1,591,894spt (2025年3月末時点)
でした。支出の内訳は
・ 66,000spt 奇二先生WS講師代
・ 20,820spt 奇二先生WS交通費
となっています。
写真&テキスト_ 田中佑資 (Farmers Market Inc.)